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 脳性まひの子どもに対し、きょうだいの臍帯(さいたい)血に含まれる細胞を使い、脳障害の改善をねらう再生医療の臨床研究を高知大学が始める。厚生労働省の部会が24日、了承した。対象は脳性まひと診断された1歳以上7歳未満の8人で、民間バンクに凍結保存したきょうだいの臍帯血を輸血する。免疫の型が一部合うことが条件で、輸血後2年間、安全性や運動障害の改善効果などを調べる。

 脳性まひは出産前後に脳が損傷されることで起きる。根本的な治療法はなく、リハビリなどが中心になる。

 臍帯血は母親と赤ちゃんをつなぐへその緒にある血液。血液のもととなる造血幹細胞が多く含まれ、白血病の治療などに使われている。ほかにもさまざまな細胞に変化する幹細胞が含まれ、再生医療への応用が期待されている。幹細胞から出る物質は損傷した場所の炎症をおさえたり、血管や神経のネットワークを新たにつくったりするはたらきがあるとされ、脳障害などの改善をめざす研究が米国で進んでいる。高知大でも脳性まひの子どもに本人の臍帯血を使う臨床研究をしていて、効果が一定程度確認されているという。

 白血病の治療に使われる臍帯血は現在、指定された全国の医療機関で同意を得られた妊婦から寄付され、全国6カ所の公的バンクに凍結保存されている。一方、自分の子どもや家族が将来病気になったときなどに備え、有料で預かってもらう民間のバンクがあり、高知大の研究はこちらを使う。

 大阪市立大でも出産時の事故に…

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