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 新型コロナウイルスの収束を願い、アーティストらのグループが「コロナ大仏」を造立するプロジェクトに取り組んでいる。資金を募る勧進キャラバンを展開中で、22日には岩手県一関市千厩町のお寺で法要イベントを行い、インターネット中継された。

 発案したのは、アーティストグループ「ジャーマン・スープレックス・エアラインズ」に所属する北海道在住の僧侶、風間天心さん(41)と、兵庫県尼崎市などで活動するアーティスト、前田真治さん(44)。

 全国キャラバンは今月上旬に神戸市からスタートし、22日は14カ所目となる一関市千厩町の安楽寺を訪れた。同寺の佐藤良規住職(48)は風間さんの僧侶仲間。コロナ禍で感染不安から社会に不協和音が響く中、「(大仏造立の)大きな願いに共感と希望を感じる」と応援する。

 キャラバンには、風間さんが彫った高さ80センチほどの仏像も同行している。地域の人たちにコロナで受けた不安や発散したい思いなどを紙に書き、供養するために仏像に貼ってもらう。安楽寺でも檀家(だんか)の人らが「孫に会えなくてさびしい」などと思いを書いていた。

 コロナ大仏をどこに置くかは未定だが、「訪問先の人たちの声も聞いて、どんな大仏にするか考えていきたい」と前田さん。風間さんは「コロナ禍のつらい思いを大仏に託して前向きな気持ちになってほしい」と話した。

 11月までに約50カ所を訪れる予定。資金の目標は上限1千万円で、来年中の造立をめざしている。(泉賢司)