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 香港の捜査当局は24日、著名民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏が昨年、マスクをして政府への抗議デモに参加したとして、覆面禁止法違反などの容疑で逮捕、起訴した。同日、保釈された黄氏が記者団に明らかにした。

 黄氏によると、昨年10月5日、警察が許可していない抗議デモに参加した際、マスクで顔を隠した罪に問われたという。覆面禁止法は香港政府が抗議デモを封じ込めるため、立法会(議会)の審議を経ずに制定。この日が施行初日だった。

 黄氏は昨年8月にも警察本部を包囲したデモに関連して逮捕、保釈された。黄氏は記者団に「警察は繰り返し逮捕して圧力をかけるつもりだろうが、私はひるまない」と語った。今月30日に裁判所に出廷するよう求められているという。

 反体制的な言動を取り締まる香港国家安全維持法の施行後、黄氏と活動を共にする周庭(アグネス・チョウ)氏が8月、同法違反容疑で逮捕されるなど民主派への締めつけが強まっている。(香港=益満雄一郎)