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 ロダンの日本人弟子の彫刻や、歴代校長のレリーフ――。「アート県」を掲げる香川の高校は、校長室の中も芸術作品で彩られている。

 高松市立高松第一高校(同市桜町2丁目)の校長室兼応接室では、高さ2メートル以上の女性のブロンズ像が、りりしい顔つきで訪問客を出迎える。

拡大する写真・図版高松第一高校の校長室兼応接室にある藤川勇造のブロンズ像=2020年9月8日午前10時28分、高松市桜町2丁目、平岡春人撮影

 細川典宏校長(59)は「訪れる人は、驚くことが多いです」と話す。2017年に赴任し、初めてこのブロンズ像を見たときは自身も「美術館のようだ」と驚いたという。

 この像は、「考える人」で知られる彫刻家ロダンの日本人弟子、藤川勇造(1883~1935)の代表作の一つだ。

 高松市の漆芸の家に生まれた藤川は、香川県工芸学校(現高松工芸高校)で学んだ。上京し、東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業後はフランスに留学。ロダンに腕前を認められ、助手を務めた。

 高松第一高校にあるブロンズ像は、藤川の晩年の代表作「裸立像」の複製だ。1930年ごろに作られた原型から型をとって新たに鋳造したもので、67年ごろ校内に設置されたという。

 当時は創立40周年に向けて、校舎内に飾る像を探していた。当時赴任した美術教師が、藤川勇造の妻で洋画家の藤川栄子(1900~83)の知り合いで、複製を依頼し、快諾されたという。最初は校舎の玄関や美術室に置いてあったが、やがて校長室に移った。

歴代校長29人のレリーフ、壮観

 勇造の母校、県立高松工芸高校…

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