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 JR北海道はこの年末年始(今年12月31日~来年1月4日)、北海道新幹線の青函トンネル内での速度を時速160キロから210キロに引き上げる。東京―新函館北斗間は現在、最速3時間58分で、これを約3分短縮する。赤字に苦しむJR北にとって、新幹線の札幌延伸と高速化は経営改善の切り札。今回の時間短縮はわずかだが、今後の高速化の一歩にしたい考えだ。

 24日発表した。青函トンネルは貨物列車と共用している。高速ですれ違うと貨物の運行に影響が出るため、現在は時速160キロに減速している。昨年9~10月、貨物とすれ違わない時間の高速走行試験で、他の設備に影響がないことを確認。今回、貨物とすれ違わない時間を選んで速度引き上げに踏み切ることにした。

 速度を引き上げるのは、始発から午後3時半までに青函トンネルを走行する上下14本。来年度以降も、貨物の運行本数が少ないゴールデンウィークやお盆期間、年末年始に高速走行を検討する。

 JR北は2030年度に延伸される新函館北斗―札幌間で、最高時速を現在の計画の260キロから320キロに引き上げたい考え。青函トンネル内の高速化と併せ、東京―札幌間を約4時間半で結ぶことを目指す。(長崎潤一郎)