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 新型コロナウイルス対策を名目に、佐賀市の佐賀空港に「宇宙」をテーマにした空間をつくったり、佐賀玉屋を支援したりする佐賀県の事業が、24日の県議会で取り上げられた。

 県は補正予算案に、「宇宙をテーマにした多目的スペース」の整備費用として2400万円を計上。全額、国からのコロナ対策の臨時交付金を使う。

 地域交流・県土整備委員会の中村圭一委員(自民)は「なぜ宇宙なのか」「なぜ交付金の対象になるのか、よく理解できない」などと尋ねた。

 県空港課の黒田哲也課長は「県立宇宙科学館(武雄市)を有する強みを生かし、子どもから大人まで楽しめるものにした」。交付金については、内閣府の資料の活用事例に「新しい旅行スタイルの環境整備」「新たな観光ビジネス展開の促進」といった記述があると説明。「宇宙科学館への誘客につなげたり、連携してイベントを開催したりしたい」と主張した。

 農林水産商工委員会では、下田寛委員(県民ネットワーク)が佐賀玉屋への支援について質問。デジタル技術を産業に活用する「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」推進事業費として最大8千万円を出すというもので、これも同様の交付金を使う。

 産業政策課の大橋孝太郎課長は、佐賀玉屋は催事の中止などコロナで深刻な影響を受けたとし、「地域経済のシンボル的存在。成果を上げてもらい、フラッグシップモデルとしてDXの取り組みにつなげたい」などと答えた。(福井万穂、松岡大将)