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 今年9月に創業100年を迎えた福岡市博多区の額縁店で、博多の歴史や文化を次の世代に伝える取り組みが続いている。近所の住民らを集めて語り部会を開いたり、博多の歩みを紹介する「歴史案内板」を設置したり。活動の原点は、商人でありながら社会貢献に尽力した先祖の存在。第2次世界大戦の戦火、高度経済成長期、バブル崩壊などを生き抜いてきたという。

 店は大博町にある「立石ガクブチ店」。3代目店主の立石武泰さん(68)が仕事の傍ら、近所の住民らを店内に集めて語り部会を開いてきた。

 9月3日は創業100年を記念し、立石さんがスピーカーとして161回目の語り部会を開催。店内の奥にある6畳ほどの部屋に高校生から90代まで10人ほどが集まった。「立石ガクブチ店 創業百年の軌跡」と題し、額縁店としての歴史を振り返った。

 創業は1921年。祖父、安兵衛さんが額縁製造卸問屋として「立石大成堂」を設立した。

 額縁店の前は水を運ぶ仕事、その前は網元で、時代とともに仕事は変遷した。明治以降の日本では、天皇や皇太子の写真を額縁に入れて家庭に飾る風習があり、大きな需要があったという。立石さんは「博多はいろんな商売ができる町で、人も柔軟性があった」と話す。

 その後、第2次世界大戦の時代…

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