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 長寿の象徴や高貴な花として古くからなじみ深い菊。仏花のイメージも強いですが、学名から「マム」とも呼ばれる洋菊の登場をきっかけに、お祝いや普段使いとして人気を集めています。菊が旬を迎えるこれからの季節、多彩な魅力を楽しんでみませんか。

多様な色や形 幅広い用途

 黄緑や淡いオレンジの花弁が広がる菊。球形でパステルカラーのピンポン菊……。秋から春、花の販売を手がける日比谷花壇の店には色も形も様々な洋菊が並ぶ。

 今月上旬、東京・恵比寿の店に通勤途中や買い物の客が次々と訪れ、菊の花束を買っていた。「かわいい」と足を止めた子連れの女性(32)は以前、結婚の写真撮影でピンポン菊のブーケを持った。「菊はお供えのイメージだったけど、ピンクや黄、黄緑と色とりどりで華やかでした」

 多くの花を付けるスプレー菊に加え、5年ほど前から一輪仕立ての品種、流通量が増えた。贈り物や自分用など客の用途は多様で、「成人式や卒業式の髪飾りにも人気です」と奥川ひとみ店長は話す。

 奈良時代に中国から伝来したとされる菊。シンクタンクの大田花き花の生活研究所によると、幕末の19世紀後半、日本で育まれた様々な菊が欧州に渡って人気を呼び、さらに多様な咲き方が生まれた。海外ではお祝いや日常の花として幅広く親しまれている。

 なぜ日本で菊は仏花のイメージが強いのか。

 身近にあり清らかな印象の菊は…

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