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 10月から「Go To トラベル」の割引対象に、東京発着の旅行も追加される。政府の観光支援策は広がるが、学校現場では、修学旅行を行うかどうかで、判断が分かれている。コロナ禍で実施する学校も、中止を決めた学校も、子どもたちの学びや思い出づくりになればと、様々な工夫をこらしている。(宮坂麻子、川口敦子、柏木友紀)

目立った感謝の声「いつもと違う学びに」

 「感染者の多い地域から伺った私たちを温かく迎えてくださった皆さんに心から感謝しています」「絶対に中止になると思っていた修学旅行に行けてたくさんの思い出が作れました。感謝しかありません」「新幹線やバス、旅館、お土産屋さんなど、どこも消毒作業が徹底していたので安心して満喫できました」――。

 横浜市立洋光台第二中学校の3年生は、9月4日から訪れた京都の人たちへの感謝を手紙にした。西山雅人校長は「感想は例年、友達の話題が多いが、今年は現地の人たちの配慮や優しさへの感謝の声が多かった。いつもと違う学びができてよかった」と話す。

 異例ずくめの修学旅行だった。6月に京都・奈良へ2泊3日で行く予定だったが、コロナ禍で9月に延期し、1泊に短縮した。集合場所は新横浜駅から学校に変更。ラッシュ時の公共交通機関を避けるため、学校から貸し切りバスで新横浜駅まで送った。新幹線内で席を向かい合わせにする時間も限定した。

 宿では衛生管理のため、各自がスリッパに洗濯ばさみで自分の名前をつけた。部屋も、当初は6~8人部屋を使用し、一部は大部屋で寝てもらう予定だったが、各部屋1~3人に変更。朝夕の食事は大広間ではなく、お弁当を運んで部屋ごとに食べた。換気のため、ドアを少し空けて就寝。市内観光の班活動は、密を避け、4、5人ずつ大型タクシーに乗って行った。京都・嵐山を観光した際は、これまでにないほどすいていたという。

 2001年の米同時多発テロの直後、飛行機で沖縄への修学旅行をした経験を持つ西山校長は、保護者の理解を得て、できる限り全員参加にこだわった。「不安を一つひとつ具体的に出してもらってつぶし、安全安心につなげていけば、コロナ禍でもできなくはない」と言う。

 横浜市では、修学旅行の実施は…

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