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 将棋の藤井聡太二冠(18)が挑戦し、史上最年少の二冠を達成した第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の封じ手3通が、インターネットのオークションで合計2250万2千円で落札された。売上金は、7月の九州豪雨の被災地のために寄付される。

 日本将棋連盟が出品し、14~20日に入札を受け付けた。25日、同連盟が落札者からの入金の完了を発表した。藤井二冠がタイトル獲得を決めた第4局の封じ手が最も高い1500万円。第2局は550万1千円、第3局は200万1千円だった。

 王位戦七番勝負は7~8月に行われた。オークションへの出品は、前王位の木村一基九段(47)が提案。木村九段は「九州地方を中心とした豪雨で被害にあわれました皆様に心よりお見舞い申し上げます。将棋を通じ、何らかのお役に立ちたいとの思いから、封じ手のオークションを提案したところ、主催社の三社連合事務局様にご賛同いただき、このような形になりました。落札いただいた皆様、また、賛同いただきご応募いただきました皆様に厚く御礼申し上げます」、藤井二冠は「九州豪雨被災地支援チャリティオークションにご参加下さった方々、ご賛同下さった方々に厚く御礼申し上げます。また、提案して下さった木村九段にも感謝致します。復興が一日でも早く進むことを心より願っています」とのコメントを発表した。

 封じ手は2日制の対局で行われるもの。1日目夕方に中断する際、一方の対局者が「次の一手」を用紙に記し、封筒に入れて一晩保管される。通常は、対局場などに記念品として贈られる。(村瀬信也