村上友里、岩尾真宏
「完全にシロ(無罪)という判決だ」
生後3カ月だった長男(4)を揺さぶり大けがを負わせたとして、母親が傷害罪に問われた事件。岐阜地裁が25日に出した無罪判決に、弁護団は喜びの声を上げた。
今回の裁判と同様に「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」が争点となった刑事事件を多く手がけてきた秋田真志弁護士によると、把握しているだけで、2003年3月以降、同じような裁判が全国で58件あり、14年4月の広島地裁判決以降、無罪判決が17件出ており、うち15件で無罪が確定しているという。
無罪判決として18件目となったこの日の岐阜地裁判決。被告の浅野明音さん(27)の長男の硬膜下血腫は、寝ていたソファから落下したことで生じた可能性を否定しきれないと判断した。
相次ぐ無罪判決を専門家はどう見るのでしょうか。刑事訴訟法が専門の笹倉香奈・甲南大学教授と、児童養護施設長も務めた小木曽宏・東京経営短期大学教授にも聞きました。
秋田弁護士は「私も父親だが、…
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朝日新聞社会部