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 米アマゾンは24日、ストリーミングゲームサービス「ルナ」を始めることを明らかにした。米国で招待制でスタートし、2021年の一般向けサービス開始を目指す。ソニーや任天堂など日本企業が得意としてきたゲーム事業で、米巨大ITの参入が加速している。

 アマゾンは米国で「ルナ」の利用希望者の受け付けを開始。「試行期間」との位置づけで、希望者がアマゾン側から招待されれば、月額5・99ドル(約630円)で50を超えるゲームを楽しめる。すでに数千人のアマゾン社員がサービスを試しており、そこに一部の消費者が加わる。スマートフォンからパソコン、テレビまでさまざまな機器で利用できる。同社の機器・サービス部門の責任者、デイブ・リンプ上級副社長は朝日新聞など一部記者団に、一般向けのサービス開始時期は「2021年が目標」と語る一方、日本を含む世界での展開は「まだ分からない」とした。

 ストリーミングゲームは、自分の端末にゲームをダウンロードするのではなく、クラウド上のゲームにアクセスして楽しむ仕組みだ。企業向けクラウド事業の強みを、消費者向けのゲームに生かせることから、マイクロソフトやグーグルがすでにサービスを開始。今回、クラウド世界最大手のAWSを擁するアマゾンも参入した。アマゾンは傘下の人気ゲーム中継サービス「Twitch(ツイッチ)」と「ルナ」を深く連動させており、他のゲーム大手にとって脅威になる可能性もある。

 アマゾンは24日、スマートスピーカー「エコー」などの新製品も発表した。(サンフランシスコ=尾形聡彦)