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 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、大声を出す「絶叫」も自粛を求められるなか、遊園地が来場者に楽しんでもらう工夫を凝らしている。真顔でのコースター乗車を紹介する動画は異例のヒットとなり、マスクのデコレーションで盛り上げる園もある。

 スーツと蝶(ちょう)ネクタイ姿の男性2人が顔色一つ変えず、轟音(ごうおん)を立てるコースターを乗りこなす――。

 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)が6月にユーチューブで公開した「新しい絶叫スタイル お手本乗車」の動画(https://www.youtube.com/watch?v=PMm5QVZ6QeY別ウインドウで開きます)だ。

 乗っているのは親会社の富士急行社長と、富士急ハイランド社長の2人。

 「(来場者には)大声を控えて頂くようお願いしていますが、『厳しい』『不可能だ』との声を頂戴(ちょうだい)しましたので、両社長からお手本動画をお届けします」

 最前列で大人2人が声も上げず、ずれるマスクを直しながら前を見つめて最大落差70メートル、最速130キロの乗車を楽しむ。4分間の動画は海外でも話題になり、70万回以上再生された。

 東日本・西日本遊園地協会は5月、感染防止のガイドラインをまとめた。大声を出せば飛沫(ひまつ)が飛ぶ恐れがあるとして、絶叫マシンでは「来場者に大声を控えるよう促す」としている。コロナ禍での営業と園内での感染防止の両立のため、マスク着用や体温測定に加えた厳しい対策を取る必要があったという。

 コースターやお化け屋敷が売りの富士急ハイランドは「絶叫は心の中で」を合言葉に、安心して遊べる遊園地をPR。両社長の動画をまねて顔色を変えずに絶叫マシンを楽しむ「真顔チャレンジ」がSNSで話題になり、実際に大声を出す来場者は減ったという。

 10種類のコースターを備える熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」は7月から、絶叫する口をイメージしたシールを来場者に配布した。マスクに貼って、絶叫した気になってもらう試みで「絶叫できないなんて遊園地じゃない」との声にこたえる企画だったという。

 9月18日からは吸血鬼や怪獣…

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