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 マンションの地下に住んでいると、国勢調査に回答できない――。国勢調査のインターネット回答をめぐって、そんなSNS投稿が話題になっている。国が強く推進しているはずのネット回答で、なにが起きているのか。

 「新型コロナウイルス感染防止のためにも、これから回答される皆さまには、できる限りインターネットで回答いただくよう改めてお願いを申し上げる」

 武田良太総務相は25日の記者会見で、力を込めてそう呼びかけた。

 14日に始まった国勢調査は、5年に1度、住所や名前、居住の実態や通勤・通学の状況なども調べる。最も重要な統計調査に位置づけられ、各種政策だけでなく時刻表づくりなどにも活用されている。

 今年はコロナ禍での調査となり、感染防止策を迫られた。調査員との接触を減らそうと、対面が原則だった調査書類の説明・配布はインターホン越しに行い、不在の場合の再訪問回数も減らすなどの対応を取っている。

 さらに調査の精度や効率を上げる狙いもあって、総務省がとくに力を入れるのが、ネットで回答してもらうこと。だが、そこに降って沸いているのが「地下住民問題」だった。

「B1」と打てない?

 ネットで注目されたのは、マンション住民が居住する階を答える際に、地下に住んでいることを入力できない、という趣旨の書き込みだ。

 マンションの地下住居は都市部の住宅地などで、建物の容積をより大きくする目的でつくられることが多い。床が地面より低い位置にあるものの、窓の外に地上につながる空間を設け、光が差し込む物件も多い。

 実際に記者が、自宅のポストに届いた国勢調査の「インターネット回答利用ガイド」をもとに、確かめてみた。

 QRコードから回答画面に入ってみると、回答する項目が次々に出てくる。

 世帯人数や家族の構成、名前と生年月日、学歴、国籍、仕事の内容や通勤・通学の手段まで……。

 そうした入力を終え、全16問の最後にたどり着くのが、話題の質問項目「住宅の建て方」である。

 ここで自宅について「共同住宅(アパート・マンションなど)」を選択すると、「建物全体の階数」と「住んでいる住宅のある階」を入力する欄が表示される。

 自分の居住階の欄に、試しに「B1」と打ち込み、「入力を完了する」というボタンをクリック。すると、同じ画面に赤い表示が現れ、「入力内容に誤りがあります」「階数は半角数字で入力してください」と書かれていた。

 今度は「0」を入力し、完了ボタンをクリック。だが、「住んでいる住宅のある階は1以上の数値を入力してください」との表示が出た。

 ここで1以上の数値を入れなければ、先には進めず、入力を完了することができない。

■担当者に対処法を…

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