拡大する写真・図版ファルコンヘビーロケット1段目の着陸。2基同時の着陸は世界を驚かせた=2018年、スペースX提供

[PR]

 発射したロケットが再び基地に戻ってくる――。SF番組「サンダーバード」に登場するようなロケットを開発したのが、米国の宇宙ベンチャー「スペースX」だ。ロケットが、洋上の船に正確無比に着艦する映像はもはやおなじみになり、再使用により打ち上げ費用は安くなった。だが、その「価格破壊」が危ぶまれる「事件」が起きていたことは、あまり知られていない。

開発中にライバルに先手

 その事件が起きたのは、2009年6月。米ベンチャー「ブルーオリジン」が、機体を着陸させて再び飛ばす「再使用ロケット」に関する特許を出願したのだ。

 ブルーオリジンは、米アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が、スペースXとほぼ同時期の00年に立ち上げた。現在はどちらも再使用ロケットに成功しているが、当時はどちらも開発中の時期だった。商業化に向け、ライバルに対して先手を打った形だった。

拡大する写真・図版ブルーオリジンが手がける再使用ロケット「ニュー・シェパード」=同社提供

 特許が成立すれば莫大なライセ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら