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 世界最大級の自動車展示会「北京国際モーターショー」が26日開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大で4月から延期しており、コロナ下で初の大規模なモーターショーとなる。市場がいち早く回復した中国に期待を寄せる大手各社は、販売が伸びる電気自動車(EV)などを中心に展示する。

 主催者によると、今回のモーターショーで展示されるのは785台で、昨年の上海モーターショーからほぼ半減した。出展を取りやめた企業が多いためで、世界初公開の車も約4割減った。

 ただ市場自体は復調している。新型コロナで販売台数が急減したものの、4月から5カ月連続で前年同月を上回ったほか、特にEVなど「新エネルギー車」の販売が勢いを増している。

 ホンダは中国での同社ブランド初となるEVの量産に向けたコンセプトカーを発表。井上勝史・中国本部長は「新たな電動化社会にふさわしい乗り物として、近い将来の具現化を約束したい」と意気込む。日産自動車は中国で来年末までに投入予定のEV「アリア」、トヨタ自動車は中国で今春発売した「C―HR EV」などを展示した。

 コロナ禍が終息しきらない中での開催とあって、会場は感染防止策を強化。マスクの着用などを求めているほか、チケットはすべて電子化され、事前に実名を登録した上での購入手続きが必要となる。一般向けの公開は10月1~5日。(広州=西山明宏)