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 新型コロナウイルスの感染拡大によって衛生意識が高まる中、岐阜市のタクシー会社2社が、抗ウイルス、抗菌効果が期待できるガラスコーティング技術を車内に導入した。コロナ禍でタクシー利用者が減少する中、安心安全をアピールする狙いがある。

 導入したのは、日の丸自動車と共立タクシーの2社。光エネルギーで特定の化学反応を促す光触媒によるコーティングの技術を取り入れた。乗客の飛沫(ひまつ)が飛び散ったり、接触したりする窓や天井、シートなどに特殊な液体を塗った。太陽光や照明と反応し、表面のウイルスや菌の活動を抑えることができるという。効果は1年以上持続し、体への影響もないという。

 施工業者によると、助手席後ろのヘッドレストで菌の数を調べたところ、コーティングする前の657個が、施工後は10個に減少していた。日の丸は170台、共立は46台のタクシーに順次、作業を施すことにしている。

 日の丸の川上秀人社長は「新型コロナの疑いがある人を医療機関まで乗せることもあり、運転手にも感染リスクがあった。コロナとどのように向き合っていくのかを考え、少しでもリスクを減らしたかった」と話す。(松永佳伸)