御嶽山に頼りきっていた 王滝村、消滅の危惧からの奮起

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田中奏子
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 この村は大丈夫なんだろうか……。長野県王滝村を初めて訪れた1年前、率直にそう感じた。役場から御嶽山王滝側登山口に続く約2キロの山道脇には、雑草が生い茂る元旅館や崩れかけた元レストランが並び、人の姿はほとんど見かけなかった。今年になって王滝頂上まで登れるようになったが、登山客や観光客は戻っているのだろうか。

 朝日新聞に入って4年目、25歳の私も過疎のまち出身だ。王滝村の様子が気になって、9月の4連休、村を歩いた。2014年の御嶽山噴火災害から6年が経つ。(田中奏子)

 登山口の駐車場にはたくさんの車がとまっていた。家族連れや、バイクのツーリング客も。村の観光総合事務所によると、8月の開山以降、昨年よりも多くの人が訪れている。

 しかし、2キロの山道を戻ると寂しげな雰囲気は変わっていなかった。

 ふもとで民宿を営む藤原幸子…

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