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 8月に首都ベイルートで大爆発事故が起きたレバノンで26日、新首相に指名されたばかりのムスタファ・アディブ氏が就任辞退を表明した。組閣に向けて調整してきたが、閣僚の主要ポストをめぐる勢力争いが激化し行き詰まった。

 国際的な支援を呼びかけている旧宗主国のフランスは、支援の「条件」として早期の組閣を要求してきた。今回の辞退で、以前からの経済危機への対応や、爆発の被害からの再建が遅れる可能性がある。アディブ氏はこの日、前日に続いてアウン大統領と会談したが、最終的に組閣を断念し、テレビ演説で国民に謝罪した。

 レバノンでは8月4日の爆発を受けて内閣が総辞職。駐ドイツ大使だったアディブ氏が同31日に新首相に指名され、組閣に着手していたが、閣僚ポストをめぐって各宗派間で対立が起きていた。(飯島健太)