【動画】ミラノ・ファッションウィーク)「ヴェルサーチェ」
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 ヴェルサーチェは、ブランドの象徴である「メドゥーサ」が支配する海底の仮想都市に見立てた会場で、コロナ後の世界観を落とし込んだ新作を発表した。色彩豊かな海の生物のモチーフを多用。自然と調和し、あらゆる人が共存できる世界への希望を込めたという。

 肌の色も体格も様々なモデルたちが、原色を大胆に合わせた服をまとい、身体をさらけだすデザインが目立った。多様性を重視する現代を象徴するような表現だが、実はモチーフとなったヒトデや貝は、現デザイナーであるドナテラ・ヴェルサーチェの兄で、ブランドの創始者ジャンニが手がけた1992年のコレクションが基調になっているという。

 ショーの前には、ドナテラのインタビュー動画が流れ、ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)運動に言及。「ファッションは長い間、多様性を大切にしてきた。黒人、アジア人などに対する差別と闘っていく」と話した。(高津祐典)