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 米連邦最高裁の判事に、保守派のエイミー・バレット氏(48)が指名された。18日に死去したリベラル派のギンズバーグ判事の後任に就任すれば、最高裁で保守派が圧倒的多数となり、長年にわたって米社会に大きな影響を与える。トランプ米大統領は実績として訴えるが、大統領選直前の指名には反発も起きている。

 トランプ氏がバレット氏を指名する約5時間前、ワシントン中心部ではキリスト教福音派の信者ら数千人が参加する「祈りの行進」が行われた。ペンス副大統領が「大統領が最高裁判事に指名する、卓越した女性に祈りを捧げよう」と呼びかけ、「USA」コールがわき起こった。メリーランド州に住む元小学校職員リンダ・ワレンさん(71)は「妊娠中絶に反対の判事が必要だ。無実の子どもを殺すのは終わりにすべきだ」と語った。

 米最高裁はこれまで、人種差別や同性婚など、社会を二分する問題について、積極的に判断を下している。中でも有名な判決の一つは、女性が中絶を選択する権利を認め、禁止する州の法律を違憲とした1973年の「ロー対ウェード事件」だ。中絶に反対する保守層が強く反発してきた。

 その点、保守派がバレット氏に寄せる期待は大きい。保守派の重鎮だったスカリア元最高裁判事の調査官などを経て、ノートルダム大ロースクールで教壇に立ったバレット氏は、トランプ氏から連邦高裁判事に指名され、17年に就任した。熱心なカトリック教徒でもあり、かつて論文で「中絶は常に非倫理的だ」と記載した。ニューヨーク・タイムズは、バレット氏の過去の執筆から「中絶の権利を広く解釈することに懐疑的だ」と指摘。スカリア氏と同様、「憲法に中絶を認める権利は書かれていない」という立場を取るのではないか、と分析した。

 バレット氏は他の分野でも、保…

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