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 7月の豪雨被災地の福岡県大牟田市上内地区で27日、福岡教育大学付属福岡小学校(福岡市)の5年生40人が復旧ボランティアに取り組んだ。元気よく手を動かした子どもたちに被災者から感謝の声が上がった。

 活動は児童たちが自ら志願。同校で災害ボランティアについて授業をしているNPO日本九援隊(大野城市)を通じて、土砂崩れが相次いだ上内地区の復旧を支援することになった。

 土砂が流れこんだ富重芳信さん(67)の住宅では、玄関や廊下にたまった泥を掃き出したり、壁や台所の床に染みこんだ泥水のあとを雑巾で拭いたりした。野中柚(ゆず)さん(11)は「壁の隙間に泥が入り込んで取りづらかった。災害にあったらこんなに大変だとは思わなかった。自分も困ったときに助けてもらえるように、今は被災した人のためにできることを頑張りたい」。

 農園「橘香園(きっこうえん)」ではミカン畑に流れこんだ土砂をスコップで取り除き、斜面の崩落を防ぐための土囊(どのう)を作った。小柄な体格を生かしてミカンの木の下に入り土砂をかき出す子も。中村陽斗(はると)さん(11)は「県内でこんなに深刻な被害が出ているのは知らなかった。自分の目で見て、土の重さを実感できてよかった。力になれればうれしいです」。

 園主の立花民雄さん(73)は「かつてない災害で人手も足りないなか、手伝っていただけることは本当にありがたい。体を動かすことが子どもたちの経験にもなれば」と話した。(竹野内崇宏)