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 無料でサンマが振る舞われる「さんま祭り」が27日、ゆりあげ港朝市(宮城県名取市)の特設会場で開かれた。

 配布されるサンマは1人1匹ずつで、会場にはこの日早朝から長い列ができた。来場者は七輪で焼いたり、スタッフに焼いてもらったりして、秋の味覚に舌鼓を打った。

 毎年恒例のイベントで、朝市の関係者が約35年前、子どもたちに炭火でサンマを焼く体験をしてもらおうと始めた。今年はサンマが記録的な不漁で、コロナ禍も重なって全国で祭りは中止に。朝市でも例年8月末の開催が遅れたが、北海道産の生サンマ2千匹をなんとか確保したという。

 仙台市から家族4人で訪れた久保田駿吾君(4)は初めて炭火で焼いたと言い、「おいしかった」とにっこり。母奈美さん(32)は「今年はイベントも少なく子どもも退屈しているので、ありがたい」と話した。(申知仁)