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 11月の米大統領選に向け、期日前投票の動きが本格化しつつある。米メディアによると、9月に入ってから約10州で期日前投票が始まり、有権者が投票所に列を作った。今回の大統領選は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、期日前投票がかつてない規模に膨れることが見込まれる。郵便による投票も大幅に増え、投票日当日から結果が判明するまで数日間から数週間を要する可能性が指摘されている。

 一方で、民主党支持者が多く利用するとみられる郵便投票を「不正が起きる」と主張するトランプ大統領。自身が負けた場合の「平和的な政権移行」の確約も拒んでおり、共和党からも批判が出てきています。与野党を巻き込んだ応酬を、記事の後半でお伝えします。

期日前、初の5割超も

 米首都ワシントン近郊のバージニア州フェアファックスの投票所では18日午後、数百人が並んでいた。データサイエンティストの男性(57)は「今回は米国史上最も重要な選挙だと思う。郵便投票より、投票所に行った方が確実に集計されると思い、やってきた」と語った。列の最後尾に並んでいた選挙コーディネーターのノラ・ウィンスラーさん(23)は「トランプを落選させないと、この世の終わりだ。今回ほど、かかっていることが大きい選挙はない」と語った。

拡大する写真・図版米大統領選の期日前投票のため、列を作る有権者たち=2020年9月18日、バージニア州フェアファックス、ランハム裕子撮影

 期日前投票は、11月3日の選挙当日の投票が難しいと判断した人たちが行う。18日はミネソタ、サウスダコタ、ワイオミングの3州の投票所でも始まり、9月24日までに約10州に拡大した。AP通信の世論調査に対しては、登録有権者の54%が期日前投票をすると回答しており、投票総数の5割を初めて超える可能性がある。

 期日前投票のなかには、有権者が投票所に行く「直接投票」のほか、投票用紙を郵送する「郵便投票」もある。後者も、有権者が投票所での「密」を避けようとするため、大きく増える見通しだ。全米で最も早く、4日から郵便投票用紙の配布が始まったノースカロライナ州では、17日までに約714万人の登録有権者のうち、1割以上の約89万人が郵便投票用紙を申請した。

 ただ、郵便投票のルールは州ごとに異なる。

郵便投票、民主党支持者に偏りか

 例えばメリーランド州では消印…

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