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 ファッションに関心がない人でも、「パリ・コレ」という言葉を知らない人はあまりいないだろう。パリ・コレクションの略で、最近では洋服の新作発表だけでなく、その会期中に靴やバッグの新作のお披露目、様々なファッション関連のイベントが集中するので、「パリ・ファッションウィーク」とも呼ばれる。

 パリは、ニューヨークやロンドン、ミラノと並んで世界4大コレクション(東京を入れて5大コレクションといわれることもある)の一つ。その中でも世界のファッションへの影響力が最も大きく、圧倒的な優位を誇っている。

 その理由は、エルメスやシャネルといった老舗から実験的な作品を見せる新進ブランドまで世界中からデザイナーが集まり、独創的なクリエーションが競われるから。ミラノは仕立て技術や流行の発信地で、ニューヨークは仕事のための服やカジュアルウェア、ロンドンや東京は若者向けファッションが中心だが、パリはデザイナーの層の厚さから洋服のデザインのバリエーションが最も広い。いきおい世界中からバイヤーやジャーナリストが数多く集まることになった。

 世界のデザイナーたちも地元である程度の実績を積んだ後は、パリ・コレ参加を目指す場合が多い。特にここ10年ほどは、ニューヨークやロンドンなど他の都市のコレクションは、実力派デザイナーがパリに発表の場を移すなどで伸び悩んでおり、ますますパリ・コレの存在感が高まっている。

 また、パリ・コレにはそれぞれ年に2回ずつ開催されるレディースとメンズのプレタポルテ(高級既製服)に加え、フランスの伝統的な仕立てや細工の技術を競うオートクチュール(高級注文服)の年2回のコレクションも含まれる。いずれも春夏物と秋冬物で、年に6回ものコレクションが開かれていることになる。

 なかでも世界のファッションの中心とみなされているのが、レディースのパリ・コレ。今回は9月28日から10月6日の期間中、約80ブランドが新作を発表する。

始まりは、貴族や富裕層向け

 パリ・コレは他の都市に比べて…

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