花柳寿応さん(はなやぎ・じゅおう=日本舞踊家、元花柳流家元、本名花柳寛〈はなやぎ・ひろし〉)が26日、肺腺がんで死去した。89歳だった。近親者で密葬を営む。喪主は孫創右(そうすけ)さん。

 日本舞踊の最大流派、花柳流の創始者一家に生まれ、67年に父の名を継ぎ五世花柳芳次郎に。舞台や宝塚、テレビで活躍し、「カルメン」など創作舞踊の振り付けや演出も手がけた。07年、花柳流の四世宗家家元となり四世花柳寿輔を襲名したが、遠縁の舞踊家が家元の地位確認を求めて提訴するなど混乱。後継指名した創右さんが16年に五世寿輔を襲名し、自身は二世寿応を名乗った。日本芸術院会員や全日本舞踊連合会長も務めた。