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 頭部はカンパチ、首の下はスーツ姿の人間という鹿児島県鹿屋市の異色ゆるキャラ、かのやカンパチロウ。「キレッ、キレ」のダンスで注目を集めてきたが、コロナ禍で人前に登場できない状態が続く。地元の人気キャラに活躍の場を。そう考えた市はカンパチロウのダンスを学べる動画を作り、ユーチューブ配信を始めた。

 カンパチロウは同市が全国有数のカンパチの産地であることにちなんで誕生し、市の「PR特命係長」の肩書を持つ。数々の地元イベントで「活(い)きのいい」ダンスを披露して話題となり、市内の小中学校の体育祭などで児童・生徒がまねをして踊るなど地元で大人気に。首都圏や海外にも出向き、市のPRに貢献してきた。だが今春からはイベントの自粛などで活動の舞台が激減している。

 そこで市は、独特のダンスを習得できる動画の制作を企画。コロナ禍で多くの人が自宅にこもりがちになる中、このダンスを市内外の人に楽しく学んでもらうことで「カンパチロウと鹿屋のファンを増やしたい」との期待があるという。

 完成した動画は4分29秒あり、テーマソングにあわせてカンパチロウが踊る。体の前で手をゆらゆらと揺らすシーンでは「波のイメージ」、跳ねるシーンでは「カンパチをイメージして元気よく!」といった振り付けのイメージを説明する字幕も入る。動画の背景には、かのやばら園や天体観測が楽しめる輝北天球館など、市内の観光地が次々に登場するようにした。

 「今年はカンパチロウもなかなかみなさんに会う機会がありません。せめてダンスを見て、踊って、元気になってください」と市の担当者は呼びかけている。

 アドレスは(https://www.youtube.com/watch?v=KzFMCJvfNzE別ウインドウで開きます)(稲野慎)

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