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 瀬戸内海の小豆島に暮らす全盲のマッサージ師、室崎若子さん(66)=香川県土庄町=が27日、放送大学を卒業した。14年かけて計127単位を取得した。この日、放送大学香川学習センター(高松市)で開かれた卒業式に出席。卒業生を代表して「14年間あっという間でした。うれしい半面、まだまだ勉強したい」とあいさつした。

 室崎さんは生まれつき視力がなく、県立盲学校を卒業後、鍼灸(しんきゅう)師やマッサージ師として働いてきた。

 友人の誘いで放送大学に入学したのは2006年10月、52歳の時だった。仕事でさまざまな人と接するうちに興味がわいた心理学や、教育学を学ぶコースを選んだ。

 自宅で仕事をする傍ら、音声変換した教科書や、テレビやラジオの授業を聞いて勉強を続けた。

 土、日曜日に高松市の学習センターである面接授業には、盲導犬とともに小豆島からフェリーとタクシーを乗り継いで登校した。友達もできた。対面での授業内容を録音しては、自宅で繰り返し聞いた。

 授業を聞くうちに、「病院で受診したとき、医師にどういう質問をすれば要領よく診察が受けられるか」など知らなかったことを新たに学んだ。知識の幅が広がるにつれ、勉強も楽しくなった。

 途中であきらめようと思ったこ…

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