生田大介
クールビズの定着や仕事着のカジュアル化でスーツの市場は縮小が続いている。ファッション流通コンサルタントの小島健輔さんによると、既製服は1992年の約1350万着がピークで、2019年は推定約510万着まで減ったという。総務省の家計調査でも、スーツにかけるお金はほぼ右肩下がりだ。
そんななかでも、体形にあわせて仕立てるオーダースーツは販売を伸ばしている。かつては高価なイメージだったが、生産や流通の効率化や注文方法を簡素にしたことで、既製服並みの価格や納期で作れるようになった。たくさんの種類から生地を選べ、ボタンや裏地で個性を出せるのも魅力だ。
オーダースーツの専門店も増えている。大阪市の老舗生地問屋「タンゴヤ」が09年に始めた「グローバルスタイル」は、いまでは全国21店を出す。紳士服大手のコナカが16年から展開する「ディファレンス」は51店にまで増えた。
そうした専門店でも、カジュア…
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