[PR]

 ガスの点検を装って川崎市の住宅を訪問し、現金を奪うなどしたとして、神奈川県警は29日、東京都新宿区の無職・大貞太子(おおさだたいし)容疑者(28)を強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕し発表した。「緊縛はしたが金品の強取(ごうしゅ)はしていない」と容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、大貞容疑者は氏名不詳者と共謀し、8月27日午後1時25分ごろ~同2時10分ごろ、川崎市多摩区の住宅に侵入、60代女性を粘着テープで縛って腰に軽傷を負わせ、現金14万円とキャッシュカード数枚を奪った疑いがある。

 大貞容疑者は「ガス器具の点検に来ました」と言って訪問し、住宅内に入っていた。県警は、防犯カメラ映像などから大貞容疑者を割り出したという。

 事件直前の同日午後1時ごろ、ガス会社を名乗る男から女性宅に「これから点検に行く」という電話があったという。県警は、在宅状況などを確認するための犯行グループによる「アポ電」とみている。

 神奈川県内や東京都内では8月以降、ガス点検を装った強盗・強盗未遂事件が相次いでいる。(林瞬)