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 橋本聖子男女共同参画相は29日、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が女性への性暴力被害支援事業に絡んで「女性はいくらでもウソをつける」と発言したとされることについて批判した。閣議後会見で、被害者支援に取り組む職員を引き合いにし、「努力されている方を踏みにじるような発言であり、非常に残念だ」と述べた。個人的な考えとしつつ「自民党として適切な措置をするべきだ」と語った。

 杉田氏の発言は25日、自民党の会議で来年度予算の概算要求の説明を受けた際に出たとされる。出席者らによると、性暴力被害者を支援する相談事業をめぐり、元慰安婦支援団体に触れたうえで、民間団体に任せることを批判したという。杉田氏は朝日新聞などの取材に「そういう発言はしていない」と否定している。

 自民党青年局長に女性議員として初めて就任した牧島かれん衆院議員は、29日の記者会見で対応を問われ、「政治家の発言は一人ひとりが責任を持つべきだ」とした上で、「私は細かく確認する立場におりませんし、現場にもおりませんでした」と述べるにとどめた。

 この問題を巡っては、杉田氏に発言撤回や辞職を求める署名を市民団体がネット上で呼びかけ、賛同が29日夜時点で9万件に上った。野田聖子幹事長代行らに署名の受け取りを求めている。(小野太郎、笹井継夫