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 車いすのまま乗れるユニバーサルデザイン(UD)タクシーで車いすを使う人の乗車を拒んだとして、国土交通省関東運輸局が昨年3月、道路運送法にもとづいて東京都内のタクシー会社に車両を計44日間分使用停止とする処分を出したことがわかった。車いすの乗車拒否をめぐる行政処分は全国で初めて。

 国交省が公表している処分情報によると、処分を受けたのは大田区の芙蓉(ふよう)第一交通。同社の入るグループを統括する会社によると、2018年10月、都内で客待ちをしていたタクシーが乗車を求める車いす利用者に対して、理由なく「乗れません」などと拒否した事案があったという。道路運送法では、正当な理由なく乗車拒否してはならないとしている。このグループではその後、研修などで再発防止を徹底しているという。

 乗車拒否の報告が相次いだことから、国交省は18年11月に改善を求める通達を事業者に出していた。