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 ロシア軍は29日、北方領土を含む千島列島で、敵の上陸作戦を想定した軍事演習を開始したと発表した。菅義偉首相とプーチン大統領が初の電話首脳会談を行う日に実施することで、ロシアによる北方領土の実効支配を強調した形だ。

 インタファクス通信によると、演習にはロシア軍東方軍管区の砲兵部隊など1500人以上を動員し、200台以上の軍用車両を使う。この日は、国後島などの演習場で陣地の構築などを訓練した。「違法な武装勢力」による電子戦を想定し、敵のドローンへの対処も訓練するという。

 同通信によると、演習は今月10日にも行われ、1千人以上が参加したという。(モスクワ=石橋亮介)