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 愛するペットが天国へ旅立つときは休んで――。山形県天童市の「滝の湯ホテル」(山口敦史社長)が、ペットが死んだ時や危篤に陥った時に社員が取得できる「ペット休暇」を設けた。山形労働局の担当者は「県内企業では珍しいのではないか」と話す。

 同ホテルは23日、ペット休暇の新設や、60歳から65歳への定年延長などを含む就業規則の変更を、山形労働基準監督署に届け出た。手続き上は10月1日からの適用となるが、現場では即日始めたという。

 佐藤伸一常務によると、数カ月前、愛犬を亡くして落ち込み、シフト勤務を代わってもらって葬儀をした社員がいたことから、家族に準ずるペットの忌引の意味で休暇新設を思いついたという。

 ペット休暇は3日間。「家族と位置付けるペットとの永遠の別れをする日や、心を落ち着かせる日も含めた」と説明する。

 対象となるペットは犬と猫に限り、家族欄などに記入するなどして申告しておく必要がある。同ホテルの正社員83人のうち、犬や猫を飼っているのは1割強だという。(三宅範和)