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 サッカーJ1ベガルタ仙台などを運営する株式会社ベガルタ仙台(仙台市)は、新型コロナウイルスの影響で収入が激減したクラブを支援して欲しいと緊急募金を始めた。約7億円の赤字となる見通しで、このままだと債務超過に陥りかねないという。

 募金は26日から始め、27日にユアテックスタジアム仙台(同市泉区)であったホーム戦では、球場入り口付近で菊池秀逸社長らが募金を呼びかけた。セレッソ大阪に2―3で敗れたものの、約109万円が集まったという。

 公式サイトに特設ページ(https://www.vegalta.co.jp/contents/donation/別ウインドウで開きます)を用意。スタジアムや街頭での募金活動のほか、クラウドファンディングや口座振り込みでも寄付を受け付ける。来年1月16日までの予定。こうした募金活動は初めてだという。

 同社によると、コロナ禍で入場料収入は当初の見込みより5億円以上、スポンサー収入も3億円近く減るという。営業損失は約7億円となり、今期末には3億5千万円の債務超過になる見通しで、クラブは「存続の危機」だ。

 菊池社長は緊急メッセージで「近い将来にJリーグのクラブライセンスがはく奪される可能性が出ている」とし、「仙台、宮城のシンボルとなり、地域の活性化の実現のため、存続していきたい」との決意を示した。

 Jリーグの規定では、債務超過になると参加資格であるクラブライセンスが失われるが、新型コロナの影響だと認められれば例外措置の対象となる。

 クラブは1994年に東北初のプロサッカークラブ「ブランメル仙台」として誕生。99年にチーム名を「ベガルタ仙台」とし、2010年以降はJ1に定着している。(大宮慎次朗)