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 菅義偉首相が10月中旬に首相就任後初めての外遊として、ベトナムとインドネシアを歴訪する方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着いていることなどを考慮した。中国が台頭するなか、東南アジア諸国との連携を深める方針だ。

 政権幹部が明らかにした。両国内の感染状況を見極めた上で最終的に判断する。実現すれば、ベトナムのフック首相、インドネシアのジョコ大統領との首脳会談に臨む予定。菅首相は「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進や、北朝鮮による拉致問題の解決に向けた協力を呼びかける見通しだ。

 ベトナムは日本と経済関係が深く、インドネシアは東南アジアで人口が最も多い。官邸幹部は両国との関係について「対中関係を考えれば大変重要な国だ」と指摘した。

 安倍晋三前首相は2012年の第2次政権発足後、初外遊として訪米を目指したが調整がつかず、先にベトナム、タイ、インドネシアを歴訪した。