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 11月の米大統領選に向け、共和党のトランプ大統領(74)と民主党のバイデン前副大統領(77)による初めてのテレビ討論会が29日夜(日本時間30日午前)、オハイオ州クリーブランドで開かれた。討論会のテーマは最高裁判事の指名や新型コロナウイルス対策だったが、2人の応酬は非難合戦となった。

 会場となったのは、ケース・ウェスタン・リザーブ大のキャンパスにある保健教育センター。特別に設営されたステージ上に、トランプ氏とバイデン氏が登場した。2人とも紺色のスーツに縞(しま)模様のネクタイ姿。離れた演台につくと、手を広げてあいさつするバイデン氏に、トランプ氏が「調子はどうだ?」と小声で返す。

 米メディアによると、新型コロナの感染拡大を受け、2人は討論会前に握手を交わさないことに合意。ヒジをつき合わせる「エルボーバンプ」も行わなかった。会場内の聴衆も約80人と、過去の討論会よりずっと少なかった。元々討論会はインディアナ州のノートルダム大で開催予定だったが、新型コロナを受けて学生の参加やボランティアの機会を制限しなければならず、価値が減ったとして7月に辞退を表明した。

 最初のテーマは、トランプ氏による最高裁判事の指名から医療保険改革に。バイデン氏が新たな判事の就任で「2千万人が医療保険を失う」と批判し、公的保険を拡大する自身の案を説明した。バイデン氏の発言中でも、トランプ氏は「社会主義だ」「急進左派だ」と攻撃。バイデン氏は笑い飛ばすしぐさも見せたが、トランプ氏の遮りが続くと、「黙っててくれるか」と反撃。「あなたは米国史上、最悪の大統領だ」とも批判した。

 この日の司会役は、FOXニュースのキャスターのクリス・ウォレス氏。事前にテーマを①両氏の過去の言動②最高裁判事の指名③新型コロナ④経済⑤人種問題と暴力⑥不正のない選挙――と指定していたが、不規則発言が続き、「私が司会です。質問を聞いてください」と何度も注意した。だが、約1時間半の討論会は最後まで荒れた。終了後、CNNアンカーのジェイク・タッパー氏は「今まで見た中で最低の討論会だった。討論ではなく、恥さらしだ」と酷評した。

 新型コロナをめぐるトランプ政…

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