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 「菅官房長官に言うたらびっくりですよ、2週間か3週間か経たないうちにゴーサインがでました」

 9月8日、官房長官だった菅義偉首相が臨んだ自民党総裁選の出陣式。兵庫県でブランド和牛「但馬牛」を飼育する男性が壇上に立ち、同県に作られた食肉処理施設の認可にまつわるエピソードを披露した。

 欧米で人気の「神戸ビーフ」は、県内で食肉処理した但馬牛に限られる。この施設は、欧米の衛生基準を満たす県内初の施設として2017年4月に完成したが、欧米への輸出はできないままだった。食品衛生を所管する厚生労働省の手続きが遅々として進まなかったためだ。

 事態を動かしたのが菅氏だ。話を聞いた菅氏は19年4月、自ら議長を務める輸出促進の施策を議論する関係閣僚会合で取り上げた。その3週間後、2年以上滞っていた認可が下りた。農林水産省幹部は「『縦割り行政の弊害』という構図が菅氏を刺激した」と振り返る。今年4月には厚労省の権限を一部移し、輸出手続きを一元化する新組織を農水省内に設けた。

コロナで不透明

 農林水産物の輸出額は12年の…

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