服部尚
拡大する小児科医院でインフルエンザワクチン接種を受ける子ども=2020年1月9日、東京都足立区の和田小児科医院
今冬は、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行するかもしれないと心配されている。だが日本と季節が反対の南半球では、冬の間のインフル患者が激減した。いずれも初期症状が似ているため、国は検査体制を拡充して対応する方針だが、果たして同時流行は起こるのか。
東京都足立区で小児科医院を開く和田紀之院長は今年に入り、「異変」を感じている。
1月以降、インフルの流行がなく、手足口病やヘルパンギーナなど、夏かぜもぴたりと見られなくなった。緊急事態宣言が出たころには、気管支炎やウイルス性の腸炎などの患者も大幅に減ったという。
「手洗いなど衛生面で気をつけたり、休校で子どもがほかの人との接触が減ったりして、感染の機会が減ったのかもしれない」と和田さんは話す。
ただ、医療機関での感染を恐れ、受診しない患者がいる可能性もある。
今冬を占う材料の一つが、6~8月に冬を迎えたオーストラリアの状況だ。
同国保健省が9月下旬に公開し…
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朝日新聞社会部