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 コロナ禍の高校生に夢の舞台を――。卓球Tリーグ「岡山リベッツ」が高校3年生を招待し、プロ選手と対戦する「青春ドリームマッチ」を企画した。あこがれのプロと相まみえた高校生は「最高の思い出になった」と笑顔だった。

 この夏は県高校総体が中止され、3年生は県高体連が7月に開いた代替大会が最後の舞台となった。この大会で上位に入った男女6人が29日、岡山市北区の岡山商科大であったドリームマッチに招かれ、1試合3セット制でプロ6人とそれぞれテーブルを挟んだ。

 試合はいずれもプロの実力を見せつけられる結果となったが、高校生は高度な技に目を輝かせ、必死に食らいついていた。

 代替大会覇者の関西高・金光将希君(17)は、東京五輪シングルス代表に決まっている丹羽孝希選手(25)と対戦。果敢に攻めたが、厳しいコースに返され2セットを落とした。だがここから巻き返し、3セット目は得意のフォアハンドからのレシーブなどで奪取。一矢を報いた。

 「テレビで見ていた選手。こんな機会はもうないかも。1セット取れて自信がついた」と金光君は満足そうだった。大学で卓球を続ける予定だという。丹羽選手は金光君について「球の威力が強く安定感があった」と評価。「自分も東京五輪が延期され、試合のないつらさは分かる。今日の経験が高校生の力になれば一番いい」と語った。

 関西高卓球部OBのリベッツ・羽場誠社長(44)が「大きな目標を失った後輩たちを応援したい」と発案。試合はユーチューブでライブ配信され、延べ約1万4千人が視聴した。(中村建太)

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