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 日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」の生産台数が世界で累計50万台に達した。世界初の量産EVとして、2010年12月に初代モデルを発売してから約10年。競合他社からもEVの新車発表が相次ぐ。来年に2車種目の乗用EV「アリア」を投入する日産はEVの未来をどう描くのか。国内EV事業のマーケティングやセールスを総括する日本マーケティング本部担当部長の小川隼平(じゅんぺい)さんと、EVの周辺事業を担当する主担の河田亮さんに聞いた。

 ――リーフの世界生産台数が今夏、累計50万台に達しました。大台まで約10年を要しましたが、普及のペースをどう見ていますか。

 小川「日産の目標は野心的だったかもしれないですが、初代モデルは国内だけで年間1万台、17年に発売した2代目リーフはコロナ禍の前の2年間、年間2万台ぐらい販売しているんですよ。日産の登録車でそれ以上販売しているのは、エクストレイル、セレナ、ノートぐらい。もっと売れるに越したことはないのですが、ガソリン車とは明らかに使われ方が違うものを投入し、評価していただいての年2万台です。決して卑下する数字ではありません」

拡大する写真・図版日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」の初代モデル。2010年に発売された

 ――EVとガソリン車の客層はどう違いますか。

 小川「初代リーフの発売当初のバッテリー容量は24キロワット時で、航続距離(フル充電で走れる距離)は200キロ。ガソリン車が動ける領域をカバーできるわけではなかった。当初は、EVを所有することでライフスタイルが変わることを許容していただける、楽しんでいただける温かいお客様、俗に言うイノベーターの方々が客層の中心になっていました」

イノベーター
マーケティング理論で、最初期に製品やサービスを購入する層のこと。情報感度が高く、新しいものを積極的に導入する層で、市場全体の約2.5%にあたるとされる。

 「新型のリーフが出たり、航続…

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