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 埼玉県深谷市を代表する大企業の工場だった東芝深谷事業所(同市幡羅町1丁目)が来年9月末に閉鎖されることになった。東芝が30日に発表した。今後、約29万平方メートルの広大な敷地内に点在する建造物を順次解体する。跡地利用についても検討する。

 深谷事業所は1965年に国内初のカラーテレビ専門工場として操業を開始。テレビなどの映像機器、ブラウン管、液晶ディスプレーなどの部品を生産してきた。最盛時には約7500人が働いた。しかし、国内生産拠点は縮小し、2012年3月に同所でのテレビ生産を終了。グループ会社が続ける航空機用ブラウン管の製造は来年3月末で打ち切る。

 同所に勤める約90人は閉鎖後、グループ内の別部署で雇用を継続する予定。小島進・深谷市長は「寂しい限り。跡地については市の活性化につながる活用を願う」とコメントした。(坂井俊彦)