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 経営難で昨年6月にいったん閉鎖し、今年4月に県内25番目の「道の駅」として再出発してから半年。高根沢町上柏崎の「たかねざわ元気あっぷむら」が、新型コロナウイルス禍の中、新たな「グランピング」施設や体験型の企画などで、巻き返しを図っている。

 元気あっぷむらは1997年、主に温泉施設として開業したが、経営難のために昨年6月末でいったん閉鎖した。町は集客増を狙い、約9億9千万円を投じて宿泊施設を拡充するなどし、運営も町が委託した指定管理者・塚原緑地研究所(千葉市)に替わった。

 バーベキューを楽しめ、手ぶらでキャンプができる「グランピング」施設も新たに設けた。米国から導入した宿泊用トレーラーハウス15棟が池の脇に並ぶ。再出発した4月は、新型コロナウイルスの感染拡大期と重なり、多くの店が一時は閉められたが、グランピングは最近、県民を中心に予約が入り始めたという。

 9月は、行動が制限される中でも子どもの育ちを支援しようと、町内の保育園と幼稚園の園児向けにブルーベリー狩りの無料体験を企画した。

 9日は、元気あっぷむらから徒歩約10分の場所にあるブルーベリー畑で、「にじいろ保育園」の園児64人が収穫。「おいしい」「ゼリーに入れて食べたい」と笑顔で容器に詰めていた。鈴木幸典園長は「コロナで遠出がしにくい中、良い経験ができた」と話した。

 10月1日は、町内の小学生親子と宿泊者を対象とした天体観測会を予定している。(中野渉