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 首里城(那覇市)火災からの1年間、県や那覇市、首里城公園を管理する沖縄美(ちゅ)ら島財団に寄せられた寄付は、総額約51億円にのぼる。市は31日で受け付けを終了し、県に送金。県は寄付金で焼失した正殿の柱の一部を調達し、再建主体の国に無償で譲渡する。県は引き続き寄付を受け付ける予定で、担当者は「柱は重要な部材。気持ちに応えられるよう大切に使いたい」と話す。

 51億円のうち2億1千万円(30日時点)は、美ら島財団の基金に寄せられたもので、美術工芸品の収集や復元にあてられる。

 火災から1年にあわせて沖縄では、焼失前の首里城の写真展示や、再建をテーマにしたシンポジウムなど多彩なイベントが開催されている。首里城公園内では31日、4日間にわたる「首里城祭」も始まった。琉球王朝の国王と王妃役が、華やかな衣装をまとって登場。琉球舞踊や古典音楽も披露される。(国吉美香)