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 新鮮な野菜を背負って千葉県内から東京都内へ鉄道で行商に行く女性たちが姿を消そうとしている。かつては9千人以上もいたが、高齢化などで数人に減少。さらにコロナ禍で自粛に追い込まれ、印西市の石井のぶ子さん(83)は「年だし、これを機にやめる」と決めた。1世紀も続く「究極の産地直送」の担い手が、また1人いなくなる。

 石井さんは60年ほど前、母親も周りの農家の人たちもみな行商をしていたことから始めた。夫の力(ちから)さん(85)がほぼ無農薬で作った野菜や赤飯、餅などを背負って商いに出かけ、二人三脚で家計を支えてきた。

 「どういうものが売れるのかを考えて、野菜を選んで持っていった。お勤めをしているのと全く同じ。稼いだお金で仲間と旅行に行ったりして楽しかった」。しかし、新型コロナウイルスへの感染を恐れて、2月初旬からは出かけるのをやめている。

 おばちゃんたちの行商は、どんなものだったのか。

 千葉県立中央博物館の小林裕美…

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