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 新型コロナウイルスに感染したと診断され、保健所に届け出された後に、実は感染していなかったと発覚するケースが最近相次いでいる。誤りに気づかれないまま入院、隔離される人の存在すら否定できない――。ある保健所担当者は話す。誤判定を減らすにはどうすればいいのか。

その後のPCRは「陰性」

 群馬県高崎市の黒沢病院では9月7日、職員1人が倦怠(けんたい)感やせきなどの症状を訴え、抗原検査の簡易キットで陽性となった。保健所に届け出たが、その後のPCR検査では陰性。職員の家族や濃厚接触者ら35人全員も陰性だったため、簡易キットの結果は、感染していないのに陽性と出る「偽陽性」だったと判断。2日後に届け出を取り下げた。

 錦戸崇・内科医長によると、症状が出た職員の夫や子どもにもかぜ症状が出ていた上、職員の職場は新型コロナに感染すると重症化しやすい透析患者を診る部署だった。こうしたことなどから、早急に対策を取る必要があると考え、すぐに結果が出る簡易キットを使ったという。その日のうちに保健所の立ち入り検査を受け、消毒もすませた。

 だが、届け出を受けて群馬県が病院名を公表し、診療に大きな影響が出た。外来の患者からは「受診をして大丈夫か」といった問い合わせが相次ぎ、入院患者が転院を予定していた医療機関からは「2週間は受け入れられない」といった連絡もあったという。

 届け出を取り下げたが、黒沢功理事長は「陽性者が出たという情報はすぐ広がるが、取り下げたことは伝わらない。簡易キットでの偽陽性だったのに『誤診したのではないか』と言う人もいた」と話す。

■誤判定で取り下げ…

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