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 9月29日の米大統領選のテレビ討論会(ディベート)では、トランプ大統領(74)とバイデン前副大統領(77)が、史上例を見ないほどの泥仕合を繰り広げた。大統領選の行方を占うはずの由緒あるディベートが、なぜ色あせたのか。その背後にあるのは、米国内の激しい分断を受け、自分の支持層へのアピールさえできればいいという各陣営の戦術の変化だ。討論会の変質を、政治学が専門の米スタンフォード大のダニエル・オキモト名誉教授(78)と読み解いた。

拡大する写真・図版9月29日の第1回米大統領選テレビ討論会で意見を述べ合うトランプ米大統領(左)と、バイデン前副大統領=AP

 討論会スタートからわずか5分。トランプ氏が「あなたは米国民1億8千万人から民間医療保険を消滅させようとしている」と主張したのに対し、バイデン氏が「真実ではない」と反論。するとトランプ氏は、バイデン氏が話している最中に「それは民主党が言っていることと違う」と割り込み始め、両候補の言い合いが始まった。

 その後は「新型コロナウイルス対策」、「米経済の立て直し」、「人種問題」などが話題になったが、トランプ氏は割り込みをやめず、バイデン氏も言い返す。90分余りのディベートは双方の応酬が続いて、互いが何を言っているのか聞き取りづらい場面が多く、大混乱のまま終わった。

 「とてもショックだ」

 討論会後にオンライン会議シス…

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