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 山形県米沢市の四つの酒蔵が互いの日本酒をブレンドした「米沢アッサンブラージュ」が誕生した。コロナ禍で飲食店から客足が遠のき、日本酒の売れ行きも落ちていると言い、「地域で心と力を合わせ、危機を乗り越えて行こう」との思いを込めた。15日から市内の飲食店で先行して味わえる。

 「アッサンブラージュ」はワイン用語では「調合」を表すフランス語。異なるブドウ品種のワインをブレンドし、新しい味わいを生み出す手法という。

 四つの酒蔵は小嶋総本店、香坂酒造、新藤酒造店、浜田。先月、それぞれの純米吟醸酒を持ち寄り、杜氏(とうじ)らが調合作業をした。使ったのは、東光(小嶋総本店)、良縁(香坂酒造)、九郎左衛門(新藤酒造店)、Faucon(フォコン、浜田)の4銘柄。「フレッシュな純米吟醸タイプ」を目指し、「口内で広がる穏やかな含み香のバランスも良く、厚みのある味わいに仕上がった」という。

 1日に開いた発表会で、米沢酒造協議会の小嶋弥左衛門会長は「コロナ禍で飲食店と酒販店がダメージを受けている。今回の新たな試みは全国的にも珍しく、お店に行って味わってほしい」と話した。

 1本1600円(720ミリリットル入り、税別)。3千本限定で、市内の飲食店に先行販売後、11月から主に市内の酒販店で一般販売する。予約もできる。

 また、それぞれの代表銘柄を気軽に味わえる「米沢四蔵飲みくらべセット」も企画。4本セット2500円(各300ミリリットル入り、税別)。500セット限定で、市内の酒販店などで販売している。購入者専用の応募はがきがあり、抽選で米沢アッサンブラージュが計40本当たる。

 両企画で、四蔵などはコロナ対策で市が実施している「消費喚起促進事業」に申請し、補助金計150万円を活用した。(石井力)

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