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 日本大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で懲戒解雇処分を受けた同部の井上奨・元コーチ(31)が、大学を相手に処分の無効などを求める訴えを東京地裁に起こした。1日、第1回口頭弁論があった。

 訴状によると、井上氏は「タックルを指示した事実はない」と主張し、「懲戒解雇は合理的な理由がない」と訴えた。日大は取材に「係争中であり答えを差し控える」とした。

 日大の第三者委員会は2018年、井上氏と内田正人・前監督が悪質タックルを選手に指示したと認定し、同大が2人を懲戒解雇とした。東京地検立川支部は19年、傷害容疑で告訴された2人を不起訴処分(嫌疑不十分)としている。内田氏も日大を提訴したが、19年12月に和解。大学側が懲戒解雇を撤回し内田氏が退職するとの内容だった。(新屋絵理)