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 アダルトビデオ(AV)の出演者の顔を芸能人とすり替えた動画をインターネット上にアップしたなどとして、警視庁と千葉県警は、男2人を名誉毀損(きそん)と著作権法違反の疑いで逮捕し、2日発表した。こうした動画は「ディープフェイク」といわれ、ネット上にあふれているが、未然に防ぐ手立てがないのが実情だ。立件は全国初という。

 同庁によると、逮捕されたのは熊本市中央区の大学2年生林田拓海(21)と、兵庫県三田市のシステムエンジニア大槻隆信(47)の両容疑者。ネット上で「ディープフェイク職人」と呼ばれ、人工知能(AI)を使って精巧な偽動画を作製していた。林田容疑者は「金をもうけたかった」、大槻容疑者は「ネット上で評価を得るために作製した」などと供述しているという。

 警視庁保安課によると、林田容疑者は2019年12月~今年7月、AV出演者の顔を2人の女性芸能人とすり替えた動画を自身が運営する有料サイトに掲載し、不特定多数の人に2人が出演しているように印象づけて名誉を傷つけたほか、制作会社の著作権を侵害した疑いがある。大槻容疑者は今年4~7月、同様の動画を海外のサイトに載せ、別の2人の女性芸能人の名誉を毀損するなどした疑いがある。

 被害者がAVに出演しているかのように見せかけたことから、警視庁などは名誉毀損に当たると判断した。

 ネット上では、同庁が確認しただけで、女性芸能人約200人分、3500本以上のディープフェイクが公開されているという。

 名誉毀損罪の法定刑は、3年以…

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